新型コロナウイルスによる肺炎(COVID19)の感染拡大防止のための対策として政府が示した全国の小中学校の一斉臨時休校。
子供を持つ親としては安心なのか逆に大変なのかはTwitterなどで調べれば分かりますが、給食はどうなる?という話題も一緒に挙がってきたので、分かる範囲でまとめてみました。
27日に突然の発表。
給食があと1日で終わっちゃう!
3月の給食だよりはもうほとんどの学校が配布していたと思います。
ざっくり3月の給食の主な行事食としては
・雛祭り
・ホワイトデー
・卒業生の最後の給食(いつもよりちょっぴり豪華)
・その他(地産地消など食育)
があると思われます。
学校給食は病院みたいに入退院で大きく数が増えたり、減ることもないので、大体は1か月まとめて食材を発注することが多いです。
なので、もうすでに臨時休校発表前には完全に3月分の食材発注は終わっていたと思います。
臨時休校の発表後はどうなる?
もちろん給食の食材発注はすべてキャンセルになります。
なので、野菜・米・パン・牛乳・魚・肉などの業者はすべて3月は納品がストップし、売り上げが無しになります。
学校給食だけで頑張っている業者はもう大打撃!
これは仕方がないことです。
同情したいけど、難しいですよね・・・
※学級閉鎖の場合も同じやり方ですね。
もし、時間に余裕がある学校栄養士は前倒しをして、一番近い行事食の雛祭りのスイーツくらい(雛あられや雛祭りムースなど)は2月28日の給食に1品増やすことも可能でしたね・・・多少の売り上げに協力ができればの話。
年度末なので、それどころじゃないと思いますが。
給食実施日について
2020年3月の給食実施日は約15日。
給食費が一番高いといわれている、東京千代田区の中学校は1食当たり347円。
3月の給食費は約5205円。
卒業生は約10日給食があるとして約3470円。
給食費について
多分、返金されます・・・
(はっきりと言えませんが)
その前に、夏の台風などで給食費が高騰していた場合や行事食でちょっと予想よりも食材費が使われていたりしていたら、3学期で食材費の調整をしていったりします。
赤字にならないようにするのが栄養士の仕事。
2月までの食材費がマイナスになっていなければの話です。
3月の献立表に激安食材が増えているか、カロリーが通常月よりも少なかったりしたら、何となくカツカツか分かっちゃうかもしれません。
丸々金額が返ってくるか?と言われるとそこは分かりません。
そこは学校からのお便りやメール連絡などが行くと思います。
中学校でいうと1・2年生は持ち上がりなので、返金ナシということもあります。
卒業生は帰ってくる場合がありそうです。
給食を作る人は仕事がなくなる?
約1か月は調理場を使用しないので、大掛かりな掃除があると思います。
4月から始まる給食の献立の打ち合わせ、余った乾物などの棚卸、保健所の監査があったりと多少なりとも仕事はあります。
あとは有給消化でしょうか?
委託業者の給食会社も同様にあると思います。
(委託業者は仕事がなくなり次第、他の所へ助っ人として出向く場合がありそうです)
献立を考える栄養士は
そのまま4月に向けての献立作成や食材発注、通常通りの仕事がありますが、給食がないので少しは仕事が楽になると思います。
新入生に新しいアレルギーの子供が入学してくると分かると親との打ち合わせなどもあります。
春休みは前倒しなので、4月の給食はもしかしたら通年よりも食事回数が増えるかもしれません。
大雑把に書きましたが、こんなもんかな~と思います。
こういうことが起こらないようにしたいですよね。